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おもしろい授業の作り方とは?
おもしろい授業の作り方を知りたいと思いませんか?子どもたちが楽しんで学ぶことができる授業を作ることは、教師としての大きな喜びです。しかし、どうすれば授業をもっとおもしろく、子どもたちがワクワクしながら学べるようにできるのでしょうか?この記事では、おもしろい授業を作るための7つのステップを私の経験をもとにしながらわかりやすく解説します。少しでも参考になれば幸いです。
- 目標を明確にする
- 興味を引く導入を行う
- アクティブな参加を促す
- 視覚的な教材を使う
- 実生活に結びつける
- フィードバックを大切にする
- 柔軟に対応する
これらのステップを実践することで、子どもたちの学びの意欲を高め、授業全体を楽しく充実したものにすることができます。子どもたちの目が輝く瞬間を見逃さないために、ぜひこの記事を最後までお読みください。授業の工夫次第で、子どもたちの学びがどれほど変わるか、その秘訣を一緒に探っていきましょう!
おもしろい授業の作り方 ステップ1:目標を明確にする
おもしろい授業を作るためには、まず授業の目標を明確にすることが大切です。具体的な目標があることで、授業の内容や進行がスムーズになります。例えば、次のように目標を設定します。
- 今日の授業で覚えてほしいことは何か
- どんなスキルを身につけてほしいか
- どんな成果を期待するか
目標を明確にすることで、教師自身も授業の進行がしやすくなりますし、子どもたちも何を学ぶべきかがわかりやすくなります。さらに、目標に向かって進むことで、達成感を味わうことができ、学ぶ意欲も高まります。
例えば、算数の授業で「今日は掛け算の基本を覚えましょう」という目標を立てると、子どもたちも何を目指せばよいかがわかります。このように、授業の目標を明確にすることで、授業の効果を高めることができます。
この目標の設定が一番大切だと考えています。子どもの提示する目標はもちろんですが、教師側が何をめざしているのかねらいを明確にもつことが大切です。これがしっかりしていると、どんな場面でもゴールをイメージすることができ、一貫した指導につなげることができます。
教師のねらいがぶれないことが重要
おもしろい授業の作り方 ステップ2:興味を引く導入
授業の最初に子どもたちの興味を引くことは、おもしろい授業を作るためにとても重要です。最初の数分で子どもたちの心をつかむことができれば、授業全体がスムーズに進みます。
興味を引く導入の方法として、次のような工夫があります。
- クイズやなぞなぞを出す
- 面白い話やエピソードを紹介する
- 実験やデモンストレーションを行う
- 動画や写真を使う
例えば、理科の授業で「なぜ空は青いのか?」というクイズを出すと、子どもたちは考え始めます。このように、導入部分で子どもたちの興味を引きつけることで、授業に対する集中力が高まります。
また、面白い話やエピソードを紹介することも効果的です。例えば、「昔、偉大な科学者がこういうことを発見したんだよ」といった話をすると、子どもたちの興味がわきます。導入部分を工夫することで、授業全体が楽しいものになります。
私の経験として、子どもの食いつきがいいのは、インパクトのある写真、授業の内容につながる動画です。
江戸時代の導入の授業で「豊臣秀吉の遺言状」を提示し、徳川家康の活躍につなげる授業では真剣に課題に取り組み深まりのある時間となりました。
おもしろい授業の作り方 ステップ3:アクティブな参加を促す
授業中に子どもたちが積極的に参加できる環境を作ることは、おもしろい授業を実現するための重要なポイントです。アクティブな参加を促すことで、子どもたちは自ら考え、学ぶことができます。
アクティブな参加を促すための方法には、次のようなものがあります。
- グループワークを取り入れる
- ディスカッションを行う
- 実際に手を動かす活動をする
- 発表の機会を作る
例えば、社会科の授業で「自分たちの町の良いところを調べて発表しよう」という課題を出すと、子どもたちはグループで協力しながら調べ、考え、発表します。このように、子どもたちが主体的に参加できるような活動を取り入れることで、授業がより楽しく、充実したものになります。
また、ディスカッションを行うことで、子どもたちは自分の意見を持ち、それを他の人に伝える力を養います。実際に手を動かす活動も、学びを深めるために有効です。おもしろい授業を作るためには、子どもたちがアクティブに参加できる環境を整えることが大切です。
発言しても大丈夫だという安心感をいかに醸成できるかがポイント
おもしろい授業の作り方 ステップ4:視覚的な教材を使う
授業で視覚的な教材を使うことは、子どもたちの理解を深めるために非常に効果的です。視覚的な情報は、文字や言葉だけの情報よりも頭に残りやすく、わかりやすいです。
視覚的な教材を使う方法には、次のようなものがあります。
- 絵や写真を使う
- ビデオやアニメーションを利用する
- 実物を見せる
- 図やグラフを使う
例えば、歴史の授業で古代エジプトのピラミッドについて学ぶ場合、実際のピラミッドの写真や映像を見せることで、子どもたちはその大きさや形をより具体的にイメージすることができます。このように、視覚的な教材を使うことで、子どもたちの興味を引き、理解を深めることができます。
また、科学の授業で実際に実験を見せることで、子どもたちは理論だけでなく、実際にどうなるのかを目で確認することができます。視覚的な教材を効果的に使うことで、おもしろい授業を実現できます。
しっかりと確認したい資料などは、大型モニターに投影するだけでなく、グーグルミートの画面共有機能を活用して、生徒一人一人が目の前の端末で確認できるように工夫しています。
私は仕事でマイクロソフトのサーフェスプロを愛用しています。なかなか記事にまではできませんがスペックが高く、手書きなどもでき自由な発想で授業づくりができるのでおすすめのパソコンです。
おもしろい授業の作り方 ステップ5:実生活に結びつける
授業内容を実生活に結びつけることは、子どもたちにとって学びがより意味のあるものになるための大切なポイントです。実生活と関連付けることで、学んだことがどのように役立つのかを具体的に理解できます。
実生活に結びつける方法として、次のような工夫があります。
- 実際の事例を紹介する
- 子どもたちの経験に基づいた話をする
- 実生活での応用方法を示す
例えば、算数の授業で「買い物でお釣りを計算する」といった実際の場面を取り入れると、子どもたちは学んだ知識がどのように役立つかを実感します。また、自然環境の授業で「家の近くの自然を観察しよう」といった課題を出すことで、子どもたちは自分たちの生活に密着した学びを得ることができます。
実生活に結びつけることで、子どもたちは授業で学んだことが日常生活でどう役立つかを理解しやすくなります。これにより、学びの意欲が高まり、授業がよりおもしろく、意義深いものになります。
世の中のニュースなどと関連させることでさらに深まったりするのでおすすめですよ。
おもしろい授業の作り方 ステップ6:フィードバックを大切にする
授業中に子どもたちに適切なフィードバックを行うことは、おもしろい授業を作るために欠かせません。フィードバックを通じて、子どもたちの理解度を確認し、学びを深めることができます。
効果的なフィードバックを行うための方法として、次のようなポイントがあります。
- 質問を積極的に受け付ける
- 子どもたちの答えに対して具体的なコメントをする
- 良い点を褒める
- 改善点を優しく指摘する
例えば、国語の授業で子どもたちが作文を書いた場合、それぞれの作文について「この部分の表現が素晴らしいね」と具体的に褒めることで、子どもたちは自信を持つことができます。また、「ここはもう少し詳しく書いてみるといいね」といったアドバイスをすることで、次回の改善点を具体的に理解させることができます。
フィードバックを通じて、子どもたちの学びをサポートし、授業がより充実したものになるよう努めましょう。
全体だけでなく個をいかに意識して声掛けできるかがポイント
おもしろい授業の作り方 ステップ7:柔軟に対応する
授業中に予期しない出来事が起こった場合、柔軟に対応することが大切です。子どもたちの反応を見ながら授業の進行を調整することで、より効果的な学びの場を作ることができます。
柔軟に対応するためのポイントとして、次のような点があります。
- 子どもたちの質問に対して臨機応変に対応する
- 授業の進行を適宜見直す
- 予備の教材やプランを用意しておく
例えば、子どもたちが授業中に多くの質問をする場合、その質問に答える時間を取り、予定していた内容を後回しにすることも考えられます。また、授業が思ったより早く進んだ場合には、予備の教材を使って追加のアクティビティを行うことができます。
子どもたちの状況に応じて柔軟に対応することで、授業がよりダイナミックで楽しいものになります。これにより、子どもたちの学びの意欲を高め、授業の効果を最大限に引き出すことができます。
簡単なようで一番難しいですね。まずは自分の型をつくりそこから少しずつ改善していきましょう
まとめ
おもしろい授業を作るための7つのステップを紹介してきましたが、いかがでしたか?これらのステップを踏むことで、子どもたちの学びの場をより魅力的で効果的なものにすることができます。まず、授業の目標を明確にすることで、学びの方向性を子どもたちと共有しましょう。次に、興味を引く導入やアクティブな参加を促す工夫を取り入れることで、子どもたちの集中力を高めます。視覚的な教材を使うことで、難しい内容もわかりやすく伝えることができますし、実生活に結びつけることで、学びの意義を感じさせることができます。フィードバックを通じて子どもたちの成長をサポートし、柔軟に対応することで、どんな状況でも授業を成功させることができます。
これからも、子どもたちが楽しんで学べる授業を作るためのヒントを積極的に取り入れてください。あなたの工夫と努力が、子どもたちの未来を明るく照らします。おもしろい授業を作るためのステップを実践し、子どもたちの笑顔と成長を見守りましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考書籍ものせておくので、よろしければ手にとってみてください。