ランニング

忙しいランナーの練習方法

1. はじめに

1.1 忙しいランナーの共通の悩み

結論: 忙しいランナーが直面する共通の悩みは、時間の不足、疲労、モチベーションの低下です。

理由や根拠: 現代社会では、多くの人が仕事や家庭、社交活動などで忙しく、ランニングのための時間を確保するのが難しいです。また、日常生活のストレスや疲労が、ランニングを続ける意欲を削ぐことがあります。統計データによると、ランナーの約60%が時間不足を主要な課題として挙げています。

実例:

  • 時間不足: 朝早くから夜遅くまで仕事をしているため、ランニングの時間が取れない。
  • 疲労: 長時間の仕事や家事に追われて疲れ切ってしまい、ランニングに行く気力が湧かない。
  • モチベーションの低下: 目標が達成できないと感じると、続ける意欲が減少する。

私自身仕事がかなり忙しく、家庭では家事育児もあるため、なかなかランニングにあてる時間がありませんでした。

そのためモチベーションを維持することがとても大変で苦しかった時期もあります。

そんな中でも自分なりに考えて少しずつでも継続して走ることができています。

時間がないからこそできることややるべきことがあるのではないかと考えこの記事を書くことにしました。

同じような思いをもっているランナーに少しでもなにかいい影響を与えることができればうれしいです。

1.2 時間がなくてもランニングを続ける重要性

結論: 時間がなくてもランニングを続けることは、健康維持やストレス解消に非常に重要です。

理由や根拠: ランニングは心肺機能の向上、筋力の増強、メンタルヘルスの改善に寄与します。定期的な運動は、ストレスホルモンの減少とエンドルフィンの分泌を促進し、精神的な健康を保つために必要です。研究によれば、週に150分の中程度の運動を行うことで、心血管疾患のリスクが大幅に減少します。

実例:

  • 健康維持: 心臓病や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防に役立つ。
  • ストレス解消: 日々のストレスを軽減し、精神的なリフレッシュをもたらす。

2. 時間のないランナーのための練習方法

2.1 時間効率の良いトレーニング

2.1.1 インターバルトレーニング

結論: インターバルトレーニングは、短時間で効果的なカロリー消費と持久力向上を実現します。

理由や根拠: 高強度の運動と休息を交互に行うことで、心肺機能が急速に改善され、エネルギー消費が増加します。研究では、インターバルトレーニングは従来のランニングよりも短時間で同等以上の効果があるとされています。

実例:

  • 20秒全力走 + 10秒休憩を8回繰り返す: 短時間で心拍数を上げ、脂肪燃焼効果を高める。
  • 400m全力走 + 200mジョギングを5セット: 持久力とスピードの両方を鍛える。

よくおすすめされているインターバルの例です。

私がおすすめしたいのは、立命館大学の教授が提案されているHIITと呼ばれるトレーニングです。

ご存じの方も多いかとは思いますが、時間のないランナーにとっては短時間で効果を実感することができるのでおすすめです。

ただし、とてもきついのでこの練習に関しては少し覚悟を決めて向かう必要があります。

私がよくやるのは主に2つのパターンです。

①きちんとアップをしたあとで、20秒全力走 + 10秒休憩を8回繰り返す

このメニューならトータル30分程度あれば終えることができます。めちゃくちゃきついですが効果は絶大です。最初は4本くらいからでもいいのでやってみてください。

②ユーチューバーなどのあがっている筋トレ系のHIIT動画をみながら行う

今の時代、検索するとたくさんの動画を見ることができます。内容や時間など様々なパターンの動画がありますので、飽きることがなく続けることができます。

①や②を週1回~2回程度やっていくことでかなり効果が実感できます。

2.1.2 テンポランニング

結論: テンポランニングは、持久力とスピードを向上させるための効率的なトレーニング方法です。

理由や根拠: 一定のペースで長時間走ることで、乳酸閾値を上げ、ランニング中の疲労感を軽減します。テンポランニングは、レースペースの維持にも役立ちます。

実例:

  • 20分間のテンポラン: 自分の快適なレースペースで走ることで、長距離走の持久力を高める。
  • 10分間のウォームアップ + 30分間のテンポラン + 10分間のクールダウン: 全体的なランニング能力の向上に効果的。

3. ランニングとライフスタイルの調和

3.1 ランニングを日常生活に組み込む方法

3.1.1 通勤ラン

結論: 通勤ランは、通勤時間を有効活用して運動時間を確保する方法です。

理由や根拠: 通勤時間をランニングに充てることで、日常の移動時間をトレーニング時間に変えることができます。これにより、忙しいスケジュールの中でも運動時間を確保できます。

実例:

  • 会社までの道のりを走る: 通勤時間を運動時間に変えることで、一日のスケジュールにランニングを組み込みやすくする。
  • 帰宅ラン: 帰宅時にランニングを取り入れることで、仕事のストレスを解消しながら運動習慣を維持する。

これについては自分のおかれた環境によってかなり左右されるかと思います。

私も職場は車で1時間くらいの距離にあるので、こちらは現在行えてないです。

しかし、知り合いでこのような方がおられるので、可能な方は実践してみてはいかがでしょうか?

走る際にはランニングザックがおすすめです。

私が愛用しているものはこちらを読んでいただけたらと思います。

3.1.2 仕事の合間に走る

結論: 仕事の合間にランニングを取り入れることで、効率的に運動時間を確保することができます。

理由や根拠: 短時間の運動でも心肺機能の向上やストレス解消に効果があるため、仕事の合間にランニングを行うことで、健康を維持しながら仕事のパフォーマンスを向上させることができます。

実例:

  • ランチタイムラン: 昼休みに短いランニングを取り入れることで、午後の仕事の集中力を高める。
  • 仕事の合間に10分間のジョギング: 短い時間でも運動効果を得ることで、日々の運動習慣を維持する。

仕事休みのランニングについては、職場の環境によっていろいろとあると思いますので、支障のない範囲でやっていただけるといいかと思います。

3.2 家族や仕事と両立するための工夫

3.2.1 スケジュールの見直し

結論: スケジュールの見直しは、家族や仕事とランニングを両立させるための基本です。

理由や根拠: 効率的なスケジュール管理により、ランニング時間を確保しながら他の重要な活動もバランスよく行うことができます。タイムマネジメントの改善は、全体的な生活の質を向上させます。

実例:

  • 週間スケジュールの作成: 予めランニングの時間を設定することで、他の予定とのバランスを取る。
  • 優先順位の設定: 重要なタスクとランニングを優先的にスケジュールに組み込む。

3.2.2 家族の理解と協力を得る

結論: 家族の理解と協力は、ランニングを続けるための重要な要素です。

理由や根拠: 家族のサポートがあることで、ランニングの時間を確保しやすくなり、モチベーションも維持しやすくなります。家族と一緒にランニングを楽しむことも可能です。

実例:

  • 家族との話し合い: ランニングの重要性を家族に説明し、協力を得る。
  • 家族ラン: 週末に家族でランニングをすることで、一緒に楽しみながら運動習慣を維持する。

私も家庭の協力があって走ることができています。今は小さい子どもがいるため、なかな走る時間を確保することができません。
そのため、週末の朝5時ころに起床して走ることを実践しています。
多少しんどさもありますが、早起きしてがんばった自分に自己肯定感が高まります。

4. モチベーションの維持

4.1 目標設定と達成感

4.1.1 短期目標と長期目標の設定

結論: 短期目標と長期目標の設定は、モチベーションを維持するための効果的な方法です。

理由や根拠: 明確な目標を設定することで、達成感を得やすくなり、ランニングの継続意欲が高まります。研究によると、具体的な目標設定はモチベーションの向上に寄与します。

実例:

  • 短期目標: 「今月は週3回、30分間走る」など、達成しやすい目標を設定する。
  • 長期目標: 「半年後にハーフマラソンに出場する」など、挑戦的な目標を設定する。

モチベーションの維持については、こちらの記事でも書いているので見てみてください。

4.1.2 成功体験を積み重ねる

結論: 成功体験を積み重ねることで、自己効力感が高まり、モチベーションが維持されます。

理由や根拠: 小さな成功を積み重ねることで、自信がつき、さらなる挑戦に対する意欲が湧きます。自己効力感の向上は、長期的な運動習慣の維持に不可欠です。

実例:

  • 目標達成の記録: 達成した目標を記録し、自己評価を行う。
  • 小さなご褒美: 目標達成後に自分にご褒美を与えることで、次の目標への意欲を高める。

4.2 忙しい日々でもランニングを楽しむ方法

4.2.1 ランニングパートナーを見つける

結論: ランニングパートナーを見つけることで、ランニングが楽しくなり、モチベーションを維持しやすくなります。

理由や根拠: 仲間と一緒にランニングをすることで、社交的な楽しみも増え、継続する意欲が高まります。研究によれば、グループでの運動は個人での運動よりも継続率が高いことが示されています。

実例:

  • 友人と一緒にランニング: 互いに励まし合いながら走ることで、楽しみながら続けることができる。
  • ランニングクラブに参加: 同じ目標を持つ仲間と交流しながら走ることで、コミュニティの一員としてのモチベーションが高まる。

4.2.2 音楽やポッドキャストで気分転換

結論: 音楽やポッドキャストを聴きながら走ることで、ランニングの楽しさが増し、飽きずに続けられます。

理由や根拠: 好きな音楽や興味のあるポッドキャストを聴くことで、ランニングの時間が楽しい時間に変わります。研究によると、音楽を聴きながら運動をすると、運動のパフォーマンスが向上し、運動が続けやすくなります。

実例:

  • プレイリストの作成: 自分の好きな曲を集めたプレイリストを作り、ランニング中に聴く。
  • ポッドキャストの選択: 興味のあるトピックのポッドキャストを選び、ランニング中に楽しむ。

私は、ユーチューバープレミアムをサブスクリプションとして利用しています。音楽や好きなチャンネルをオフラインであらかじめダウンロードしておき、イヤーカフ型イヤホンで聞きながら走っています。

おすすめのイヤホンはこちらの記事で書いていますのでぜひ読んでみてください。

5. より効率的な練習のためのツール

5.1 ランニングアプリとガジェットの活用

5.1.1 トレーニングプランの自動生成

結論: ランニングアプリを使ってトレーニングプランを自動生成することで、計画的かつ効果的にトレーニングを進められます。

理由や根拠: ランニングアプリは個々のフィットネスレベルや目標に基づいたトレーニングプランを提供します。これにより、効率的にトレーニングを行うことができます。

実例:

  • アプリの利用: Nike Run ClubやStravaなどのアプリを使って、自分に合ったトレーニングプランを作成する。
  • フィードバックの利用: アプリが提供するフィードバックを活用し、トレーニングの改善点を見つける。

5.1.2 パフォーマンスのトラッキング

結論: ガジェットを使ってランニングのパフォーマンスをトラッキングすることで、効果的なトレーニングが可能になります。

理由や根拠: ランニングウォッチやフィットネストラッカーを使うことで、走行距離、ペース、心拍数などのデータをリアルタイムで確認できます。これにより、自分のパフォーマンスを客観的に評価し、トレーニング内容を調整できます。

実例:

  • ガーミンやアップルウォッチの利用: これらのデバイスで詳細なトラッキングデータを収集し、トレーニングに役立てる。
  • データの分析: 収集したデータを分析し、ランニングフォームやペースの改善点を見つける。

私はガーミンの時計をずっと愛用しています。昨年ガーミンのフォーランナー965というモデルを購入しました。

こちらについては、こちらの記事で書いていますので参考にしてみてください。

5.2 効率を上げるためのギア選び

5.2.1 時間短縮につながるウェア

結論: 効果的なウェア選びは、ランニングのパフォーマンス向上と時間短縮に役立ちます。

理由や根拠: 軽量で速乾性のあるウェアは、快適なランニング体験を提供し、トレーニングの効率を高めます。適切なウェアは、ランニング中の摩擦や不快感を減少させ、集中力を維持します。

実例:

  • 速乾性素材のウェア: 汗をすばやく吸収し、乾きやすい素材のウェアを選ぶことで、快適なランニングを実現する。
  • 軽量シューズ: 軽量でサポート力のあるシューズを選ぶことで、パフォーマンスを向上させる。

5.2.2 快適に走るためのシューズ

結論: 適切なランニングシューズは、快適さとパフォーマンスの両方を向上させます。

理由や根拠: ランニングシューズは、足の形や走り方に合わせて選ぶことで、怪我の予防とパフォーマンスの向上に役立ちます。研究によると、自分に合ったシューズを履くことで、ランニング中のストレスが軽減され、効率的な走りが可能になります。

実例:

  • プロのアドバイスを受ける: 専門店で足の形や走り方に合ったシューズを選んでもらう。
  • 定期的なシューズの交換: シューズの寿命を超えて使用しないようにし、定期的に新しいシューズに交換する。

近年、ランニングシューズの進化は目まぐるしいです。予算もあると思うので、数年型落ちのモデルを買うのも1つの手かなと思います。

6. 結論

6.1 忙しい日々におけるランニングの意義

結論: 忙しい日々でもランニングを続けることは、健康維持やストレス解消において非常に重要です。

理由や根拠: ランニングは心身の健康を保つために不可欠な活動であり、忙しい日常の中で自分自身の健康を優先することは、全体的な生活の質を向上させます。運動不足は多くの健康問題を引き起こす可能性があるため、ランニングを習慣化することが重要です。

6.2 継続するための心構え

結論: ランニングを継続するためには、ポジティブな心構えと計画的なアプローチが必要です。

理由や根拠: ランニングを長期的に続けるためには、自分に合った目標設定やモチベーション維持の方法を見つけることが重要です。また、忙しい日々の中で自分の健康を優先する意識を持つことが、継続の鍵となります。

実例:

  • 定期的な振り返り: 自分の目標達成状況を定期的に確認し、必要に応じて目標を見直す。
  • ランニングコミュニティの参加: 同じ目標を持つ仲間と交流し、互いに励まし合うことで、ランニングを楽しみながら続ける。

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  • この記事を書いた人

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島根県生まれ 高校卒業まで陸上部として活動 その後も趣味でランニングを10年以上継続 教育に携わる職に就き、現在まで活動中。 趣味はランニング/健康/教育/デジタルガジェット

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