「厚底って、結局どうなの?」
ランニングを続けていると、一度は気になりますよね。マラソン大会の会場でも、SNSでも、検索でも、厚底の話題は尽きません。
でも同時に、こんな不安も出てきます。
- 厚底にしたら本当にタイムが伸びる?
- 怪我しやすくなるって本当?
- 練習も全部厚底でいいの?
- 初心者〜中級者は、結局どう使い分ければいい?
この記事は、初心者〜中級者ランナーが「迷いを減らし、怪我なく走力を伸ばす」ために、厚底シューズのメリット・デメリットを整理し、最適な使い分けまで落とし込みます。
読み終わる頃には、厚底に振り回されず、「自分の練習に集中できる安心感」が残るはずです。
この記事でわかること
- 厚底のメリット/デメリットの“本質”
- 初心者〜中級者が失敗しない使い分け
- マラソン本番での厚底戦略(慣らし方・注意点)
- 選び方チェックリスト(買って後悔しない)
目次
- 厚底シューズとは?マラソンで注目される理由
- 厚底シューズのメリット
- 厚底シューズのデメリット
- 結論:初心者〜中級者の“厚底の使い分け”が最適解
- 厚底シューズの選び方(失敗しない)
- 厚底で伸びる人/伸びない人
- レース本番の厚底戦略
- まとめ:厚底は武器になる
【SECTION 1:基礎理解】
目次
- 1 厚底シューズとは?マラソンで注目される理由(ランニング/マラソン/厚底)
- 2 厚底シューズのメリット(記録・脚の保護・練習継続)(ランニング/マラソン/厚底)
- 3 厚底シューズのデメリット(怪我・フォーム・筋力)(ランニング/マラソン/厚底)
- 4 結論:初心者〜中級者の“厚底の使い分け”が最適解(ランニング/マラソン/厚底)
- 5 厚底シューズの選び方(マラソン向け)失敗しないチェックリスト(ランニング/マラソン/厚底)
- 6 厚底で伸びる人/伸びない人(伸び悩みの分岐点)(ランニング/マラソン/厚底)
- 7 レース本番の厚底戦略(フルマラソン完走〜PB更新)(ランニング/マラソン/厚底)
- 8 まとめ:厚底は「武器」になる。条件は“使い方”だけ(ランニング/マラソン/厚底)
厚底シューズとは?マラソンで注目される理由(ランニング/マラソン/厚底)
まず共感から。厚底の話がややこしいのは、「良い・悪い」では片づかないからです。合う人には大きな武器になりますが、合わない使い方をすると伸び悩みや痛みに直結します。
だからこそ、最初に“仕組み”を整理しておくと迷いが減ります。
厚底の定義(ソール厚・反発・プレート)
厚底=ソールが厚いだけではありません。多くの厚底は、以下の要素が組み合わさって「走りを変える設計」になっています。
- 厚いミッドソール:クッションが増え、衝撃を吸収しやすい
- 高反発素材:沈んだ分を押し返し、前へ進む感覚が出る
- プレート(板):推進力や安定性を“設計で作る”要素
つまり厚底は、「足の仕事の一部を、シューズが肩代わりしてくれる」イメージです。
なぜマラソンで厚底が強いのか(エネルギー効率)
マラソンは、最後まで“同じ動き”を保ち続ける競技です。疲労が溜まるとフォームは崩れ、接地は乱れ、ペース維持が難しくなります。
厚底の強みは、ざっくり言うと「疲れても前へ進みやすい形を作ってくれる」ところ。特に後半、脚が売り切れそうな場面で差が出やすいです。
根拠(考え方)
マラソンでは「脚が残る=ペースが落ちにくい」。厚底は、衝撃を減らし、推進のロスを減らす方向に働きやすい。結果として、後半の失速を小さくできる可能性があります。
初心者〜中級者が誤解しやすいポイント
ここが重要です。厚底は“魔法”ではなく、走力の土台と噛み合ったときに最大化します。
- 厚底=誰でも速くなる(ではない)
- 厚底=怪我しない(ではない)
- 厚底=練習全部これでOK(ではない)
ただ、安心してほしいのは、正しく使えば初心者〜中級者にもメリットは大きいということ。次で、メリットを“現実的に”整理します。
SECTION 1 要点まとめ
- 厚底は「厚い+反発+(多くは)プレート」の総合設計
- マラソン後半の“脚残り”に効きやすい
- 魔法ではない。使い方で天国と地獄が分かれる
【SECTION 2:安心材料】
厚底シューズのメリット(記録・脚の保護・練習継続)(ランニング/マラソン/厚底)
「きつい」「続かない」「やめたい」と検索する時期って、だいたい疲労と不安が積み上がっているんですよね。
厚底のメリットは、単に速さだけじゃなく、“続ける力”を支えるところにあります。
脚が“残る”=練習量を守りやすい
初心者〜中級者が伸び悩む大きな理由は、能力不足というより、練習が継続できないことです。
厚底は衝撃や筋ダメージを抑えやすい方向に働くため、結果として
- 翌日に脚が残りにくい
- ジョグの負担が軽く感じやすい
- ロング走で後半の崩れを抑えやすい
こういう“地味な効き”が、積み上げの世界では強いです。
ペース維持がラクになる仕組み(具体例)
具体例でいきます。フルマラソンでよくあるのが、30km以降の失速。
厚底は、疲労で接地が乱れたときでも、ある程度“形”を作ってくれるので、
- 接地のブレが少し小さくなる
- 沈み込み→反発のリズムが作りやすい
- 結果としてペースが落ちにくい
もちろん個人差はありますが、「後半に粘れる感じ」は多くの人が体感しやすいメリットです。
レース当日の精神的メリット
反論も分かります。
「厚底に頼るのってズルい気がする」とか、「道具で速くなっても自分の力じゃない」みたいな感情。
でも、マラソンは“道具の競技”でもあります。補給、ウェア、ソックス、ペース管理。全部ふくめてマラソン。
結論
厚底は、あなたの努力を軽くする道具ではなく、努力を“結果に繋げやすくする道具”。不安が減れば、当日の判断も安定しやすいです。
ランニングシューズでなやんでいる人へ
厚底は「合う・合わない」が出やすいので、まずはタイプ別に整理してから選ぶのが安全です。
SECTION 2 要点まとめ
- 厚底の強みは「脚が残る」→継続しやすい
- 後半のペース維持に効きやすい
- 不安が減ると当日の判断が安定する
【SECTION 3:落とし穴】
厚底シューズのデメリット(怪我・フォーム・筋力)(ランニング/マラソン/厚底)
ここを曖昧にすると、記事として無責任になります。厚底は便利ですが、失敗パターンが分かりやすいのも事実です。
ただし怖がらなくてOK。「どういう時に起こるか」が分かれば、かなり避けられます。
故障リスクが上がる典型パターン(具体例)
多いのはこの3つです。
- 急に厚底に変えて走行距離も上げる(身体が追いつかない)
- 硬めプレートでスピ練を連発(ふくらはぎ・足底が耐えきれない)
- 痛みが出ても「厚底だから大丈夫」と押し切る(違和感が積み重なる)
厚底は衝撃が減ったように感じる一方で、別の部位に負担が移ることがあります。特に足底・アキレス腱・ふくらはぎ、そして膝周りは要注意です。
フォームが崩れる/接地が荒くなる(反論への理解)
「厚底にしてからフォームがラクになった!」という人がいる一方で、
“ラクすぎて雑になる”ケースもあります。
よくある現象
- 接地が前に流れ、ブレーキが増える
- 上下動が増えて、疲労が溜まりやすい
- 足首が固まり、リズムが崩れる
これは「厚底が悪い」のではなく、厚底の反発に身体が合わせにいって崩れるイメージです。
足部・ふくらはぎの耐久が育ちにくい問題(結論)
厚底が“肩代わり”してくれる分、
足の細かい筋肉(足部)や、ふくらはぎの耐久が育ちにくくなることがあります。
その結果、薄底や普段靴に戻した瞬間に違和感が出たり、ロング走の後半で攣りやすくなったり。
結論
厚底は便利。でも「土台づくり」まで厚底に任せると、長期的に伸び悩みやすい。だからこそ次のSECTIONで、使い分けが重要になります。
ランナー:厚底にしてから、最初は良かったんですが、最近ふくらはぎが張って怖いです…。
コーチ:それ、めちゃくちゃ“あるある”です。厚底で押し出しが強くなると、ふくらはぎが頑張りすぎる時期が来ます。まずは「厚底の日を減らす」のではなく、「厚底でやる練習の種類を変える」のが安全ですよ。
SECTION 3 要点まとめ
- 失敗の多くは「急変(靴+距離+強度)」が原因
- ラクになって雑になるとフォームが崩れやすい
- 土台(足部・ふくらはぎ耐久)は別で育てる必要あり
【SECTION 4:最適解】
結論:初心者〜中級者の“厚底の使い分け”が最適解(ランニング/マラソン/厚底)
ここがこの記事の核です。
厚底の答えはシンプルで、「全部厚底」でも「全部薄底」でもなく、目的別に使い分けるが最適解になりやすい。
練習を「目的別」に分ける(ジョグ/ポイント/ロング)
練習は大きく3つに分かれます。
- ジョグ:疲労を溜めずに走る土台(回復・習慣)
- ポイント:心肺やスピード刺激(閾値走・インターバル等)
- ロング:マラソンに必要な持久力と後半耐性
この目的に合わせて、厚底を“武器として使う”のがコツです。
厚底を使うべき練習/使わない方がいい練習
厚底が活きやすい
- ロング走(後半の崩れを抑えたい)
- マラソンペース走(一定リズムを作りたい)
- 疲労が強い週の“守りジョグ”(故障回避のため)
薄底・安定系が活きやすい
- フォームづくりジョグ(接地を丁寧に)
- 短めの流し/補強とセット(足部を育てる)
- 痛みが出やすい時期(負担分散のため)
反論への理解:「薄底は怖い」「足が痛くなる」という人もいます。だから薄底にこだわる必要はありません。ここで言う“薄底”は極端なものではなく、「厚底ほど助けすぎない、安定した一足」でも十分です。
週の配分テンプレ(例:週3〜5回)
週3回ラン(初心者〜中級者の現実ライン)
- ジョグ(安定系)
- ポイント or ペース走(状況で厚底)
- ロング走(厚底)
週5回ラン(中級者寄り)
- 回復ジョグ(厚底 or 安定系)
- フォーム意識ジョグ(安定系)
- ポイント(状況で厚底)
- つなぎジョグ(安定系)
- ロング走(厚底)
結局、厚底は「使う」か「使わない」ではなく、練習の目的に合わせて“役割を与える”と失敗しにくいです。
SECTION 4 要点まとめ
- 最適解は「目的別の使い分け」
- ロング走・MP走は厚底が活きやすい
- 土台づくりは“助けすぎない一足”も混ぜる
【SECTION 5:買って後悔しない】
厚底シューズの選び方(マラソン向け)失敗しないチェックリスト(ランニング/マラソン/厚底)
厚底で一番つらいのは、買ったあとに「合わない…」となること。
そこで、初心者〜中級者が迷いやすいポイントを、チェックリスト化します。
プレート有無・硬さは“脚力”で決める
ざっくり言うと、
- 脚力がまだ不安 → 安定性が高く、硬すぎない厚底が安全
- スピード刺激を入れている → プレート系が活きやすい(ただし慣らす)
“硬さ”が強いほど、ハマれば速い一方、合わないとふくらはぎや足底が悲鳴を上げやすいです。
ドロップ・安定性・重さで迷いを減らす
初心者〜中級者の失敗は「反発に目がいって、安定性を見落とす」ことが多いです。
迷ったらここ優先
- 安定性:着地がブレやすい人ほど最優先
- ドロップ:ふくらはぎが張りやすい人は極端を避ける
- 重さ:重すぎると後半でフォームが落ちやすい
試し履きで確認するべき感覚(3つ)
お店や試走で見るポイントは、タイムよりも“違和感”です。
- 真っ直ぐ進むか(左右にブレないか)
- ふくらはぎが急に張らないか(押し出しが強すぎないか)
- 接地が前に流れないか(ブレーキが増えていないか)
結論としては、“気持ちいい”より“安定して違和感が少ない”を優先すると、後悔しにくいです。
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SECTION 5 要点まとめ
- 初心者〜中級者は「安定性」優先で失敗が減る
- プレートは“脚力と慣れ”が鍵
- 試し履きは「違和感の少なさ」を最優先
【SECTION 6:伸び悩み脱出】
厚底で伸びる人/伸びない人(伸び悩みの分岐点)(ランニング/マラソン/厚底)
同じ厚底を履いても、伸びる人と伸びない人がいます。
その差は才能というより、使い方と土台です。
伸びる人の共通点(フォームと筋持久)
- ジョグで土台(心肺と脚づくり)を落とさない
- 痛みのサインに早めに気づける
- ポイント練習を“やりすぎない”
厚底を「最後の後押し」として使える人は、伸びやすいです。
伸びない人の共通点(頑張りすぎ・痛み無視)
- 厚底に変えたのに、練習強度も距離も一気に上げる
- 張り・違和感を「気のせい」で終わらせる
- 速く走る練習ばかりで、回復が追いつかない
気持ちは本当に分かります。目標がある人ほど、頑張りたくなる。
でもマラソンは、頑張り続けた人が勝つ競技ではなく、積み上げ続けた人が勝つ競技です。
今日からできる“土台づくり”3選(具体例)
- 流し(10〜15秒×4〜6本):フォームと接地を整える
- 足部の簡単補強(週2〜3回):タオルギャザー・カーフレイズなど
- 疲労サインの記録:張りの場所・強さをメモして早期対応
ランナー:厚底を履いてるのに、思ったほどタイムが伸びなくて落ち込みます…。
コーチ:それ、むしろ健全です。厚底は“上積み”なので、土台が育ってる途中だと伸びはゆっくり。大事なのは、落ち込んだ時に「やめる」じゃなく「設計を変える」こと。練習は、才能じゃなく設計で変わります。
SECTION 6 要点まとめ
- 伸びる人は「土台+痛み管理+やりすぎない」
- 伸びない原因の多くは“急変”と“無視”
- 流し・足部補強・記録で伸び悩みをほどける
【SECTION 7:本番で勝つ】
レース本番の厚底戦略(フルマラソン完走〜PB更新)(ランニング/マラソン/厚底)
最後に、「本番でどう使うか」。ここが一番不安が出ます。
結論は、本番だけ厚底は危険。だけど本番で厚底は強い。だから“慣らし”がすべてです。
本番3週間前からの“慣らし”ルール
おすすめの慣らし方(目安)
- 週1回:マラソンペース走(短め)で厚底に慣れる
- 週1回:ロング走の後半だけ厚底(負担を確認)
- 違和感が出たら“種類”を変える(強度ではなく設計を調整)
ポイントは「厚底の距離を増やす」より、厚底で“本番に近い動き”を確認することです。
当日の靴ずれ/攣り対策(具体例)
- ソックスは本番用で“事前に”ロング走を1回
- 靴紐は「甲が痛い/かかとが抜ける」を分けて調整
- 攣りやすい人は、後半に向けて補給とペースの上限を決める
厚底は反発が強い分、攣りやすい人は“押し出し”が増えすぎることがあります。後半は「気持ちよさ」より「一定リズム」が安全です。
不安を消す当日チェックリスト(結論)
- 本番シューズで30〜60分は走っている
- ソックス・紐の組み合わせが確定している
- 違和感が出た部位と対策をメモしている
- 当日のペース上限(前半の欲)を決めている
SECTION 7 要点まとめ
- 本番だけ厚底は危険。慣らしがすべて
- 靴ずれ・攣りは「事前に潰す」ほど当日ラク
- 後半は“気持ちよさ”より“一定リズム”
【SECTION 8:結論と次の一歩】
まとめ:厚底は「武器」になる。条件は“使い方”だけ(ランニング/マラソン/厚底)
厚底は、良い・悪いではなく「設計に合う使い方」ができるかどうか。
迷っていた人ほど、ここまで読んで、少し肩の力が抜けたはずです。
重要ポイント総復習
- 厚底は“後半の脚残り”に効きやすい
- 失敗の多くは「急に変える」「無視する」
- 最適解は「目的別の使い分け」
- 初心者〜中級者は安定性優先で後悔が減る
次の一歩:あなたの状況別おすすめ行動
- 怪我が怖い → まず“練習の種類”を見直し、厚底はロングとMPに限定
- 伸び悩み → 流し+足部補強+疲労記録で土台から整える
- 本番が近い → 3週間前から慣らし、ソックス・紐まで固定
おすすめ
もしあなたが今、
「分かった。でも自分に当てはめると迷う」
という段階なら、そこが一番伸びるポイントです。ここで迷い続けると、練習の集中力が削られていきます。
シューズの迷いを減らして、練習に集中したい人へ。筆者がおす厚底シューズ
最後に
厚底は、あなたの努力を否定しません。むしろ、努力が報われる確率を上げる道具です。
焦らず、でも止まらず。使い方さえ押さえれば、厚底は“あなたの味方”になります。