ランニング

おすすめ!2時間走の効果とポイント

はじめに:2時間走は、あなたのランニングを劇的に変える

「フルマラソンを完走したい」「ランニングで効率的に痩せたい」「走りのレベルを一段階上げたい」

もしあなたがそう考えているなら、「2時間走」は非常に効果的なトレーニングです。

しかし、ただやみくもに2時間走っても、効果が半減してしまったり、怪我につながったりする危険性もあります。

この記事では、フルマラソンでサブ4を達成した筆者の経験に基づき、

  • 科学的根拠に基づいた2時間走の絶大な効果
  • 目的別(マラソン記録向上/ダイエット)の正しいペース設定
  • 失敗しないための準備と走り方のコツ(補給計画が鍵!
  • 2時間走の消費カロリーと注意点

を、初心者にも分かりやすく徹底的に解説します。この記事を読めば、2時間走への不安がなくなり、あなたのランニングが次のステージへ進むきっかけになるはずです。

なぜ2時間走が重要?科学的根拠から分かる5つの絶大な効果

2時間のランニングは、身体に様々なポジティブな変化をもたらします。特に重要な5つの効果を見ていきましょう。

効果①:マラソン後半の失速を防ぐ「脚づくり」ができる

フルマラソンで多くのランナーが経験する「30kmの壁」。これは、長時間の着地衝撃に脚の筋肉が耐えきれなくなることが一因です。2時間走り続けることで、脚の筋持久力が向上し、衝撃に強い「マラソン脚」を作ることができます。

効果②:エネルギー切れを防ぐ「脂肪燃焼体質」になる

私たちの身体は、主に糖質と脂質をエネルギー源として使います。ランニングを長時間続けると、体内の糖質(グリコーゲン)が枯渇し、エネルギー切れを起こしやすくなります。 2時間走のようなゆっくり長いランニングは、エネルギー源として「脂肪」を効率的に使う能力を高める効果があります。 これにより、少ないエネルギーで長く走れる、燃費の良い身体に変わっていくのです。

効果③:スタミナの土台となる「毛細血管」が発達する

ゆっくりとしたペースで長時間走ると、全身の筋肉、特に脚の隅々にまで酸素を運ぶ「毛細血管」が発達します。 これにより、スタミナの向上に直結する最大酸素摂取量(VO2max)の改善が期待でき、楽に速く走れるようになります。

効果④:ダイエットに最適!高いカロリー消費効果

ランニングは、他の運動と比較しても消費カロリーが高い有酸素運動です。例えば、体重60kgの人が時速8km(キロ7分30秒)のペースで2時間走った場合、消費カロリーの目安は約1000kcalにもなります。これは、ラーメン大盛り1杯分以上に相当し、ダイエットにも非常に効果的です。

効果⑤:「走りきれる」という絶大な自信がつく

2時間という長い時間を走りきった経験は、「自分はこれだけ走れるんだ」という大きな自信につながります。この精神的な強さは、レース本番での苦しい場面で、あなたを支える大きな力となるでしょう。

LSDに近いところがあるので、参考にしてみてください。


2時間走のおすすめポイント

長時間走ると聞くと難しそうですが、2時間走には「時間を区切る」ことで得られるメリットがあります。このパートでは、その具体的な良さをご紹介します。

自分の裁量でいろいろと決められるのがおすすめのポイントです

距離よりも時間を重視するメリット

時間走の良い点は、走行距離にこだわらなくて良いところです。自分のペースを守ることができ、途中で疲れたらペースを落としても問題ありません。これにより、無理をせずトレーニングを続けられます。

ペース配分の自由さ

2時間走は、自分の調子に合わせてペースを調整できるのが魅力です。特に暑い日や体調が優れないときでも、無理せず続けられるため、挫折しにくい練習法と言えます。

ポイントまとめ

  • 距離に縛られず気楽に続けやすい
  • 体調や天候に合わせて柔軟に対応できる
  • 無理なく習慣化できる

日々の練習に2時間走を取り入れることで、ランニングの習慣が定着しやすくなります。

私も週末に入れることが多いです。毎週やっていると意外と慣れてくるものです


2時間走に適した練習メニュー

2時間走を行う際、普段のトレーニングと組み合わせるとより効果的です。ここでは、具体的な練習メニュー例を紹介します。

週の練習スケジュール例

  • 平日:30~40分ジョギング(ゆっくりしたペース)
  • 週末:2時間走+100mダッシュ3~5本

このように、平日は短時間で軽い運動を、週末に長時間のランニングを取り入れるのが理想的です。短い距離のダッシュを最後に加えることで、疲れている中でも足を速く動かす練習ができます。

ポイントまとめ

  • 平日は短い時間でも走る習慣をつける
  • 週末に2時間走で持久力を高める
  • 軽いダッシュを入れて筋力アップ

無理のない範囲で2時間走を計画に組み込むと、効果が高まります。

時間がとれる場合です。私もなかなか平日は走れていませんので大丈夫です。


練習環境と季節に合わせた工夫

季節や天候に合わせて練習の内容を調整することも重要です。適切な環境で走ることで、トレーニングの質が向上します。

環境を活かした工夫

夏は早朝や夕方の涼しい時間帯に走るのが理想です。また、坂道やクロスカントリーのような起伏のあるコースを取り入れると、足腰の強化につながります。違う環境で走ることは気分転換にもなり、飽きずに続けやすくなります。

ポイントまとめ

  • 暑い日は早朝や夕方に走る
  • 坂道を使って筋力をアップする
  • 気分転換を意識してコースを工夫する

自分に合った環境を選ぶことで、効果的なトレーニングが実現します。


2時間走時のエネルギー補給の重要性

2時間という長い時間を走るためには、エネルギーの補給も欠かせません。走る前や途中に適切な補給を行うことで、最後まで集中して走り切れます。

補給のポイント

  • 水分補給:こまめに水を飲むことが大切です。水だけでなく、電解質を含む飲み物も効果的です。
  • エネルギー補給:ゼリー飲料やバナナなど、消化しやすい食品が適しています。

エネルギー切れを防ぐことで、2時間走の効果を最大限に引き出せます。


2時間走を成功に導く重要ポイント

準備から走り終わった後のケアまで、失敗しないための具体的なポイントを解説します。

【準備編】

  1. コース選び: 信号が少なく、安全に走れる公園の周回コースや河川敷がおすすめです。アップダウンが少ない方が、ペースを一定に保ちやすいでしょう。
  2. シューズ・ウェア: 長時間走っても足に負担の少ない、クッション性の高いシューズを選びましょう。ウェアは、季節に合わせて体温調節しやすいものが基本です。
  3. 走る前の食事: スタートの2〜3時間前までにおにぎりやパン、バナナなど、消化の良い炭水化物を中心に摂っておきましょう。

【実践編】

  1. 給水・エネルギー補給(最重要!): 2時間走では、1時間以上のランニングになるため、エネルギー補給が必須です。 60分を経過したあたりで1回、その後は30〜40分に1回を目安に、エナジージェルや吸収の良いドリンクで水分とエネルギーを補給しましょう。これができないと、後半の失速や脱水症状のリスクが高まります。
  2. 楽に走るフォーム: 背筋を伸ばし、腕をしっかり振ることを意識しましょう。きつくなってきた時こそ、フォームを意識することで楽に走れるようになります。

家を拠点にして30分に一回戻って補給するなどおすすめです

【終了後編】

  1. クールダウン: 走り終わった後、すぐに座り込まず、5〜10分ほどウォーキングをして徐々に心拍数を落ち着かせましょう。
  2. ストレッチ: 太ももの前裏、ふくらはぎ、お尻を中心に、丁寧な静的ストレッチを行い、筋肉の回復を促します。
  3. 栄養補給: 走り終わってから30分以内は、筋肉の回復のゴールデンタイムです。タンパク質と炭水化物をバランス良く摂取しましょう。プロテインや鮭おにぎり、牛乳などが手軽でおすすめです。

おわったあとのプロテインは格別です!!


まとめ—持久力と精神力の鍵になる2時間走

2時間走は、体力と精神力を同時に鍛えられる、非常に有意義なトレーニングです。フルマラソンやハーフマラソンに向けて持久力を高めるだけでなく、日々の健康維持やダイエットにも効果的です。何よりも、このトレーニングの最大の魅力は、「時間を目標に走る」というシンプルな形式にあります。距離にとらわれず、無理のないペースで続けられるため、初心者でも挑戦しやすいのです。

また、2時間走を続ける中で得られる達成感は格別です。自分の限界を超えた瞬間に得られる「やりきった」という感覚は、他のトレーニングでは味わえない特別なものです。その達成感は、ランニング以外の生活の中でも、自信を与えてくれます。「自分にはできる」という気持ちが、勉強や仕事、他の挑戦にも良い影響を与えるでしょう。

もちろん、2時間走は継続することが何よりも大切です。急に2時間を目指すのではなく、30分、1時間と少しずつ時間を伸ばしていきましょう。また、練習後のストレッチや水分補給、休養も忘れずに取り入れてください。体をしっかりケアすることで、長く走り続けるための土台が整います。

さあ、次の週末には、ぜひ2時間走に挑戦してみませんか?初めの一歩を踏み出すことで、きっと新しい自分と出会えるはずです。目標に向けて着実に進んでいけば、気づいた時には2時間走が「楽しい」と感じられる日が来るでしょう。この記事を参考に、あなたも自分だけのランニングライフを始めてみてください。

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  • この記事を書いた人

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島根県生まれ 高校卒業まで陸上部として活動 その後も趣味でランニングを10年以上継続 教育に携わる職に就き、現在まで活動中。 趣味はランニング/健康/教育/デジタルガジェット

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